【決算】規格の軽量化で拡販 コープケミカル2014年5月20日
コープケミカル(株)は5月9日、平成26年3月期の決算を発表した。生産コスト抑制や生産者の高齢化などのよる肥料需要の減少があるものの、機能性商品の開発や、消費税増税前の駆け込み需要などがあり増収。利益面でも販売増に加えて、福島の原発事故による賠償金などがあり増益となった。
売上高は同6.3%増の227億6200万円、営業利益は同115.6%増の5億4000万円、経常利益は同209.4%増の4億3300万円、当期純利益は同15.2%増の1億3900万円だった。
主力の肥料事業は、売上高が同5.3%増の172億4000万円だった。売上高が伸びたのは、生産コスト抑制や高齢化に対応して「基肥一発施肥肥料」を15kgに軽量化したこと、商品からメラミンが検出されたため販売を自粛していた「石灰窒素水和造粒品」の販売再開などのほか、未利用資源を原料とした「エコ化成」、有機肥料「コープペースト」などの普及拡販、震災復興支援として除塩・除染対策用銘柄の販売推進などが奏功したのが要因。
化成品事業は、りん酸カルシウム、工業用りん酸、苛性ソーダが増販し、売上高は同10.9%増の37億6000万円だった。
次期の業績については、売上高225億円、営業利益2億5000万円、経常利益1億5000万円、当期純利益1億4000万円と減収減益を見込んでいる。
(関連記事)
・【人事速報】コープケミカル(6月27日付)(2014.05.19)
・「安定的な原料確保を」日本肥料アンモニア協会(2014.01.08)
・肥料売上高伸びるも減収減益 コープケミカル(2013.05.21)
・伝統的肥料「石灰窒素」 新たな機能で再評価(2014.01.09)
・【時の人 話題の組織】山内稔・JA全農肥料農薬部技術主管 鉄コーで目指すのは生産者の手取り向上(2014.05.16)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日