【決算】肥料事業で増収増益 片倉チッカリン2014年5月21日
片倉チッカリン(株)は5月15日、平成26年3月期の決算を発表した。肥料の製造コスト引き下げ、消費税増税前の前倒し需要、化粧品原料販売の増加、中国向けの肥料製造技術の輸出、などを要因に増収増益となった。
売上高は前期比7.7%増の219億5900万円、営業利益は同43.7%増の9億2900万円、経常利益は同45.9%増の9億8500万円、当期純利益は同25.4%増の5億3100万円だった。
売上高のほぼ9割を占める主力の肥料事業は、売上高が同7.6%増の193億5800万円、営業利益が同27.4%増の9億4400万円だった。飼料事業は売上高8億5700万円、営業利益3400万円でほぼ前年並みだった。
次期については、円安による輸入原料価格の上昇、肥料需要の減少が予想されるが、地域密着の販売力の強化、効率的生産体系の確立、などに取り組む予定だ。売上高は210億円、営業利益は6億円、経常利益は6億円、当期純利益は3億3000万円と減収減益を見込んでいる。
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