30kg米袋計量に最適 「クボエコ」2014年8月28日
農業機械最大手のクボタ(大阪市・木股昌俊社長)は、同社のデジタル台はかり「クボエコ」シリーズに、30kg詰めコメ袋の計量に最適な機種を追加し、8月より販売を開始した。
今回発売された「クボエコ」シリーズの新機種は、KL-100NX-K-64A。計量器の基本性能に当たる秤量(最大計量能力)と目量(最小目盛)は切替え式で、「秤量32kgのとき目量10g」、「秤量64kgのとき目量20g」のいずれかを選択できる。
クボタの従来機には「秤量30kgのとき目量10g」の製品があったが、この機種では、コメ(内容物)を30kgピッタリ袋詰めした場合には、紙袋(容器)の重量を加算すると秤量を超過することになり、計量ができないという問題があった。
この問題を解決するために、クボタはワンサイズ大きい「秤量32kg」タイプを採用し、30kgピッタリのコメと2kg以下の重さの紙袋を合わせても、「目量10g」刻みで計量できる製品を発売することにしたものだ。
同機種は、特定有害物質を削減し、長電池寿命2000時間を達成し、廃棄される乾電池量が少なくなるなど、地球にやさしい環境配慮設計で、農産物の計量に最適な台はかりだ。
昨今、コメの流通形態が多様化し、農協向けには1トンのフレコンで出荷する一方で、直売所や特販先には30kgの紙袋で出荷するなど、計量器に対するニーズも大口、小口に分化している。
クボタでは、小口出荷に適合したKL-100NX-K-64Aの他に、フレコン出荷に適合した台はかり(商品名:トン福郎)、U字型スケール(商品名:Uトン)も取り揃え、コメの出荷計量を幅広くサポートしている。
KL-100NX-K-64Aのメーカー希望小売価格は6万8000円(税別)。産地向けを中心に、年間100台の販売を計画している。
製品に関する問い合わせは、クボタ東京計量システム課(TEL:03-3245-3912)、大阪計量システム課(TEL:072-993-1932)まで。
(関連記事)
・農機分野で初の認定 機械遺産に2件(2014.08.21)
・進化した自脱型コンバイン ダイナマックスレボ(2014.08.19)
・故益本康男氏「お別れの会」粛々と クボタ(2014.08.08)
・農業技術のオリンピック盛大に 北海道・帯広(2014.08.06)
・トラクタ「スラッガー」今秋発売 クボタ(2014.07.08)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日