消臭・抗菌効果ある災害用トイレ「マイレット」2014年9月12日
「マイレット」は、消臭、除菌効果に優れた超小型トイレ処理セットだ。
防災用備蓄として、保存水・食料やヘルメット、懐中電灯、毛布などを用意する企業・団体、家庭は増えたが、見落とされがちなのは風呂、トイレといった衛生まわりだ。
とくにトイレは、上下水道の破断等により水洗機能が使えなくなると、その処理が困難になる。大きな災害の後、多くの人が野外で用を足したため、悪臭が染み付き立ち入りできなくなったり、感染症が拡がったケースも報告されている。
近年、防災用として多くの簡易トイレが開発された。中には消臭・抗菌対策が不十分なものもあるが、これらに優れた超小型トイレ処理セットが「マイレット」だ。
使い方は簡単。既存のトイレなどに排便袋をかぶせ、用を足した後は粉状の抗菌性凝固剤をふりかけるだけ。凝固剤が汚物をすばやく固め、臭いも閉じ込める。さらに、大腸菌、アンモニア産生菌、カンジダ菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などの1時間後生菌数はほぼゼロだ。固めた汚物は袋ごと可燃ゴミとして捨てられる。
保存期間が10年と長く、また、B5用紙サイズで100回分(20?30人が1日に使う分量)がまとまっており、コンパクトで保存場所に困らないことも大きな特徴のひとつだ。あるJAでは、職員用だけでなく、地域住民にも配布できる分量を購入し、各支店に防災用備蓄として配布した例もある。
販売価格は10回分1800円、100回分1万5000円。1人1日5回を目安に小分けパック包装された300回分(60パック)は4万6500円(すべて税別)。まいにちでは、このほか水や湿気に強い組み立て式プラスチックダンボールトイレや、ひとりでも簡単に設置・撤収できるプライバシーを守るためのクイック式トイレテントなど、関連商品も多数開発している。
商品の問い合わせは、トイレ備蓄ホットライン(TEL:0120-078-238)。
重要な記事
最新の記事
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【米の食味ランキング】猛暑・残暑で西日本のランク落ち目立つ 徳島南部コシヒカリは初の「特A」2025年2月28日
-
【JA全国青年大会】JA青年の主張 最優秀賞に谷本弾さん(JAあきた北青年部)2025年2月28日
-
全農 政府備蓄米入札への応札方針決める2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日
-
飼料添加物メチオニン事業で伊藤忠商事と包括的販売提携 住友化学2025年2月28日
-
有機JAS認証取得 国産素材にこだわる有機ラーメン登場 コープ自然派2025年2月28日
-
鳥インフル 米ミシシッピ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年2月28日