ブルネイで新籾摺精米プラント稼働 サタケ2014年9月19日
サタケ(本社:東広島市、佐竹利子代表)が、ブルネイ・ダルサラーム国より受注していた新籾摺精米プラントが完成し、去る8月20日に開所式が執り行われた。
この新籾摺精米プラント建設は、ブルネイ政府が2009年に策定した自国の米自給率向上計画、の一環として構想された。プラントメーカーの選定にあたって同国は、中国、タイおよび日本の精米工場を視察し、特に日本の精米工場が安全性や衛生面を含めた総合品質で優れていると判断した。
12年に、その施工業者であるサタケに新プラント・設備一式の発注を決定、13年11月から据付工事を開め14年8月20日に新プラントの開所式(竣工式)が執り行われた。
開所式には、ブルネイの産業一次資源省大臣、同省農業局長、在ブルネイ日本国大使館参事官らが出席。冒頭サタケ側によるあいさつとプレゼンテーションの後、大臣によるテープカットと各設備の見学・実演が行われた。現在、新プラントは順調に稼働しており、生産効率・品質向上に寄与している。
ブルネイでは、米自給率向上計画をさらに進展させるため、将来的に大型精米プラントの建設も検討されている。サタケは、同国の食糧計画に対し、今後もさまざまなカタチで協力していく考えだ。
(写真)
開所式会場にて産業一次資源省大臣らと
【新籾摺精米プラント概要】
○事業者(発注者):ブルネイ・ダルサラーム国(産業一次資源省)。
○仕様能力:籾摺精米プラント 毎時3.5トン(籾)。
○供給機器:粗精選機、籾摺機、精米機、光選別機ほか設備一式。
○契約締結日:2012年8月30日。
○契約金額:約3億円。
○据付開始:2013年11月。
○開所式(竣工式):2014年8月20日。
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