国内農機販売の粗利益減少 井関が増収減益2014年11月21日
井関農機は11月7日、平成27年3月期の上半期決算を公表した。
同期の農機売り上げは前年並だったが、施設工事の大型物件の完工があったため、売上高は前年同期に比べて20億5900万円(3%)増の714億7000万円だった。一方、利益面では、国内農機販売の粗利益の減少、中国の井関農機(常州)有限公司が連結決算の対象から外れた影響などにより、営業利益は同31億1800万円(74.8%)減の10億4800万円、経常利益は同34億700万円(69.6%)減の14億8500万円、四半期純利益は18億2700万円(57.7%)減の13億4100万円と、大きく落ち込んだ。
国内の商品別売り上げは、トラクタ・耕うん機などの整地用機械、田植機・移殖機などの栽培用機械、作業機・補修用部品の売上高は前年同期を下回ったが、コンバインなどの収穫調整用機械、施設工事などのその他は前年同期を上回った。海外では、栽培用機械を除き、すべての商品で前年同期を上回った。
今回の決算発表では、売上高はほぼ予想通りだったが、営業・経常利益が予想を下回ったため、同日付で5月に発表した通期の業績予想を下方修正し、発表した。売上高は前回発表に比べて5億5000万円減の824億5000万円、営業利益は同17億5200万円減の10億4800万円、経常利益は同11億1500万円減の14億8500万円、四半期純利益は同4100万円増の13億4100万円とした。
(関連記事)
・都心の子どもに農の魅力発信(2014.11.11)
・井関の図画コン 山崎直樹くんが最優秀賞(2014.10.02)
・担い手農家をサポート 井関農機(2014.09.25)
・売上高41%増 井関第1四半期決算(2014.08.08)
・農業技術のオリンピック盛大に 北海道・帯広(2014.08.06)
重要な記事
最新の記事
-
「地域と食を守る農政が筋」 国民民主党衆院・玉木雄一郎議員に聞く(2)2024年12月25日
-
加工原料乳生産者補給金 0.23円増の11.90円/kg 黒毛和種保証基準価格 1万円引き上げ 2025年度畜産物価格2024年12月25日
-
【小松泰信・地方の眼力】輸入米で輸入するもの2024年12月25日
-
農山漁村の関係人口増加めざし官民で共創 農水省2024年12月25日
-
2月19日に国際協同組合年キックオフイベント オンライン参加を募集 全国実行委員会2024年12月25日
-
中山間地域の農業維持にスマート農業 WEBミーティングで事例紹介 全農2024年12月25日
-
生乳の需給調整 全国的な取り組み促進 補助事業とのクロスコンプライアンス導入 農水省2024年12月25日
-
輸入米「争奪戦」過熱 SBS入札で7年ぶり完売 業務用で引き合い強く小売にも2024年12月25日
-
1位の北海道 前年比4.3%増の1兆3478億円 23年の都道府県別農業産出額 農水省2024年12月25日
-
農業総産出額 5.5%増加 9兆4991億円 農水省2024年12月25日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月25日
-
第12回「食品産業もったいない大賞」AIとビッグデータ活用の食品ロス削減に農水大臣賞2024年12月25日
-
2月4日に新春の集い 袴田ひで子さん、むすびえ・湯浅誠理事長、伊那食品工業・塚越寛最高顧問が講演2024年12月25日
-
ふるさと納税サイトで「見える化」特集ページ「みえるらべる」全国へ拡大 農水省2024年12月25日
-
「農山漁村」経済・生活環境創生プロジェクト始動 農水省2024年12月25日
-
「JAヨリアイin東京2024」 「対話する協同組合が生み出すもの」を考える2024年12月25日
-
農薬出荷数量は3.3%減、農薬出荷金額は3.0%増 2024年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2024年12月25日
-
【人事異動】東邦化学工業(2025年1月1日付)2024年12月25日
-
農・食の魅力を伝える「JAインスタコンテスト」グランプリは「JAふくしま未来とJA幕別町2024年12月25日
-
「NHK歳末たすけあい」へ寄付 JA全農2024年12月25日