業界初、土壌センサー付田植機を発表 井関2014年12月16日
平成27年度上期新商品27品目47型式を発表
井関農機(株)は12月11日、東京の大田区産業プラザで平成27年度上期27品目47型式の新商品と「夢ある農業総合研究所」の設立を発表した。
木村典之社長は冒頭のあいさつで、農機市場は低調ながらも、政府の農業成長産業化政策により、農地集積の加速、担い手を支える新技術、スマート農業などの展開、飼料米など新規需要米の取り組み、加工用を含めた野菜生産の拡大など、日本農業の変化はさらに進んでいくだろうとの考えを示し「今後も農政の動きと農家の皆様のマインドの変化を先取りした対応をしていく」と述べた。
井関グループは、来年創業90周年を迎える。新商品発表会では、今後も創業以来培ってきた技術とノウハウ、ハードとソフトの両面から農家を支援していくとして、▽90周年記念事業、▽90周年記念商品第二弾、▽大規模営農対応と先端技術の取組み、の3つのキーワードを掲げた。
(写真)
最新の「土壌センサー搭載型可変施肥田植機」に乗る木村社長
◆「夢ある農業総研」を新設
90周年記念事業では、日本農業の将来を担う営農技術研究の拠点として、「夢ある農業総合研究所」を平成27年10月、茨城県つくばみらい市に設立する。同研究所は、さらなる省力・低コストをめざした先端栽培技術や、ICT技術などを活用した先端農業の研究・実証・普及事業を行っていく予定だ。
90周年記念商品としては、同社が誇る自脱型コンバインJapanシリーズに4条刈を追加する。また、創業以来の商品である籾摺機、使いやすくなった自動計量選別機、畑作の増加に対応した汎用型の大型乾燥機、野菜作の拡大にともない植付けから収穫までの一環体系に関わる商品などを発表した。
大規模営農と先端技術では、ISEKIアグリサポートをさらに進化させ、田植機に搭載した土壌センサーで、ほ場の肥沃度をリアルタイムに計測し、無駄の無い施肥を実現する業界初の「土壌センサー搭載型可変施肥田植機」を発表した。
(関連記事)
・国内農機販売の粗利益減少 井関が増収減益(2014.11.21)
・都心の子どもに農の魅力発信(2014.11.11)
・井関の図画コン 山崎直樹くんが最優秀賞(2014.10.02)
・担い手農家をサポート 井関農機(2014.09.25)
・売上高41%増 井関第1四半期決算(2014.08.08)
重要な記事
最新の記事
-
【警報】野菜類、花き類にハスモンヨトウ、オオタバコガ 県内全域で多発 熊本県2024年11月13日
-
【クローズアップ】25年度全中畜酪政策提案 生産意欲損なわぬ酪肉近目標を 国産飼料拡大と生乳需給強化も2024年11月13日
-
町内清掃に参加し環境保全活動 JA共済連2024年11月13日
-
農業高校の生徒と教員がVRで農作業事故を疑似体験 JA共済連が農業収穫祭で特別講義2024年11月13日
-
日本唯一 お茶の総合博覧会「世界お茶まつり2025」開催 静岡県2024年11月13日
-
「おにぎり ぼんご」と親子おむすび教室を共同開催 ファミリーマート2024年11月13日
-
埼玉県の名産「桂木ゆず」を肥料に使用「桂木ゆず米」新発売2024年11月13日
-
外食・中食・小売 関西最大級の商談展示会「FOODSTYLE Kansai 2025」開催2024年11月13日
-
和歌山県橋本市「第18回まっせ・はしもと~柿まつり2024」開催2024年11月13日
-
第18回全農学生『酪農の夢』コンクール受賞作品が決定 上位4作品の朗読動画を公開 JA全農2024年11月13日
-
京都のブランド牛「亀岡牛」品評会で健闘「優良賞2席」を受賞 亀岡市2024年11月13日
-
「北海道のひだり上るもいフェア」東京・有楽町のどさんこプラザで開催2024年11月13日
-
馬上丈司社長が財界「経営者賞」受賞 千葉エコ・エネルギー2024年11月13日
-
富士通と連携 CO2削減などの課題を可視化・分析 スムーズなEV導入を支援 JA三井リース2024年11月13日
-
JICAから追加支援 ブラジルで高機能バイオ炭事業を加速 TOWING2024年11月13日
-
「自然派Style産直じゃがいもまるごとハッシュドポテト」新登場 コープ自然派2024年11月13日
-
台湾産のジャポニカ米「むすびの郷」14日から発売 西友2024年11月13日
-
【特殊報】ルレクチエにセイヨウナシ黒斑細菌病 県内で初めて確認 新潟県2024年11月12日
-
水田政策 直接支払いなど 国会で熟議 大胆な農政運営めざす 江藤農相就任会見2024年11月12日
-
民意はどこにあったのか? 得票率に見る衆院選と農業政策 田代洋一・横浜国大名誉教授2024年11月12日