「地方創生には農業確立を」日本肥料アンモニア協会2015年1月9日
日本肥料アンモニア協会は1月7日、東京・一ツ橋の如水会館で新年賀詞交歓会を開いた。
市川秀夫会長(昭和電工社長)は肥料業界を取り巻く情勢について、世界的な需要増を背景に、原料産出国での資源の囲い込みの動きが活発化していること、また、円安の進展による原料価格高騰などを要因として「長期的、安定的な原料調達が困難になりつつある」と、厳しい展望を述べた。
政府が進めようとしている農政の抜本的見直しについては、「昨年の生産者米価の急落の影響は甚大」だと指摘し、「政府の主要政策である『地方創生』には農林畜水産業の確立が不可欠だ。再度、政策の実現に本気で取り組んでほしい」と訴えた。
また、同協会は農薬工業会との共催で、一般市民向けのシンポジウムを年1回行っている。今年は2月15日、「食の安全・安心と農業の未来のために考えよう」をテーマに熊本市男女共同参画センターはあもにいホールで開催することが決まっており、これへの参加も呼びかけた。
(写真)
あいさつする市川会長
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