インドネシア最大規模の精米プラント サタケ2015年2月25日
サタケが2012年からインドネシアのティガ・ピラー社(以下TPS社)より順次受注していた精米プラントが、2014年12月に計3ライン構成となり、同国最大規模の最新籾摺精米プラントとして順調に稼働している。
TPS社は1959年創業。現在、食品加工、精米、椰子プランテーションと加工の3分野で事業展開している。精米事業には2010年に参入し、多くの人気ブランド米の生産と販売を行っている。
同社は精米事業拡大のため、2011年に籾摺精米工場の新設を計画し、精米プラントメーカーの選定に入った。サタケは、佐竹機械蘇州有限公司(サタケ蘇州工場)やサタケが施行した中国国内の精米プラントの視察を案内したところ、TPS社はその設備内容を高く評価。最終的にサタケのハイレベルなトータルエンジニアリング力、TPS社スタッフへの精米加工技術の長期教育・指導への期待などから、2012年4月に毎時処理能力15tの籾摺精米ラインを正式受注し、2014年4月に稼働を開始した。
その後、継続的な事業拡大計画に伴い、2013年6月に毎時処理能力12tの玄米精米ライン、同年11月には24tの玄米精米ラインをサタケが追加受注。これにより、本精米プラントは同国内最大規模となり、加えてサタケの最新技術、特に光選別機を導入したことにより、高歩留まりと高品質米の生産が可能になった。 TPS社は、2020年までにインドネシアにおける白米生産量の5%シェアを目標にしており、さらなる精米プラントの新設計画も進んでいる。また事業拡大により、工場に原料籾を供給する近隣農家の生活安定も、目的にしている。
今後サタケも、ハード、ソフトの両面でTPS社の取組みを支援していく考えだ。
(写真)
上:TPS社の籾摺精米プラント全景
下:導入された光選別機
(関連記事)
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