農作業死亡事故350件 25年2015年4月16日
農林水産省は4月15日、平成25年に発生した農作業死亡事故について取りまとめた。
農作業による死亡事故件数は350件で前年と同数となった。
事故区分別にみると農業機械作業事故(機械事故)は228件(65.1%)、農業用施設作業事故(施設事故)は12件(3.4%)、農業機械・施設以外の事故は110件(31.4%)だった。機械事故は減少したが、農業機械・施設以外の事故が増えた。 機械事故の機種別割合は「乗用型トラクター」がもっとも多く111件(死亡事故全体の31.7%)、ついで「歩行型トラクター」が21件(同6.0%)、「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」が33件とこれら3機種で死亡事故全体の47.1%を占めている。
原因別にみると、乗用型トラクターは「機械の転落・転倒」が75件ともっとも多い。歩行型トラクターは「回転部等への巻き込まれ」が6件ともっとも多く、ついで「機械の転落・転倒」および「挟まれ」がそれぞれ5件となっている。農用運搬車では「機械の転落・転倒」および「挟まれ」が10件ともっとも多い。 施設事故は、作業舎の屋根など高所からの「墜落、転落」が7件(同事故中58.3%)ともっとも多くなっている。
農業機械・施設以外の事故では「熱中症」が24件(同事故中21.8%)ともっとも多い。ついで「ほ場、道路からの転落」が23件となっている。
年齢階層別にみると65歳以上の事故数は272件で77.7%を占める。80歳以上は120件で34.3%を占めている。男女別は男性303件(86.6%)、女性47件(13.4%)だった。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会】JA全青協OBの思い 経験が糧に(2)生産者の声 発信が大切2025年2月27日
-
【座談会】JA全青協OBの思い 経験が糧に(3)先が分かる経営者たれ2025年2月27日
-
日本の食の未来へ「前進あるのみ」 第71回JA全国青年大会が開幕2025年2月27日
-
バイオスティミュラント表示のガイドライン パブリックコメントの募集へ 農水省2025年2月27日
-
社員が米づくり 海外店舗へ輸出 プレナス2025年2月27日
-
23年の農作業事故死亡者数が高水準に 熱中症、未熟練作業者に専用研修など強化 農水省2025年2月27日
-
花が咲いていない真冬のチューリップ祭り【花づくりの現場から 宇田明】第54回2025年2月27日
-
「故郷」を後にする老人のつぶやき【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第330回2025年2月27日
-
大分県のねぎ産出額100億円達成、生産振興大会を開催 JA全農おおいた2025年2月27日
-
スキムミルク使用「一条もんこの明日も食べたい モゥ~っとミルクのキーマカレー」新発売 JA全農2025年2月27日
-
岩手県大船渡市の大規模火災への相談対応 JAバンク、JFマリンバンク2025年2月27日
-
農家向け栽培管理アプリ「Agrihub」に新機能「AI栽培レポート」追加 アグリハブ2025年2月27日
-
千葉県香取市 移住・広報・農業・観光の4分野で地域おこし協力隊を募集2025年2月27日
-
JSS蚕糸の日2025「国産蚕糸・絹の価値とは」開催 日本サステナブルシルク協会2025年2月27日
-
「ノウキナビ」自社配送サービス開始 中古農機具も自宅まで配達 唐沢農機2025年2月27日
-
適用拡大情報 殺虫剤「日曹フェニックスフロアブル」 日本曹達2025年2月27日
-
「米5kgはお茶碗76杯分」小売店向け訴求POPデータに新デザイン アサヒパック2025年2月27日
-
北洋銀行と農業融資分野におけるCDS基本契約締結 日本公庫2025年2月27日
-
藤沢の配送センターで地域交流イベント開催 パルシステム神奈川2025年2月27日
-
東日本大震災 被災地ゆかりのゲストが語るオンラインイベント開催 パルシステム東京2025年2月27日