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所要動力が小さい新脱穀選別機構を開発 農研機構2015年4月20日

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 農研機構は、このほど脱穀必要動力が小さく、わらくずの発生が少ない脱穀選別機構を開発した。エンジンを小型化、機体をコンパクト化したコンバインの開発が期待できる。4月14日発表した。

 こぎ胴の回転軸を鉛直方向(縦置き)に配置してコンパクト化した脱穀部と、揺動選別部などを大幅に簡素化した選別部からなりウレタンゴム製のこぎ歯により、櫛(くし)ですくように脱穀できる。
 脱穀必要動力は従来機の4分の1程度と、極めて小さい。さらにわらくずの発生が少なく、揺動選別部分と2番オーがー(穀粒排出装置)が不要になり、中山間地域対応自脱型コンバインに適用したところ、部品数を200点程度削減できた。
 同機構は「今後、選別損失を低減するとともに、コンバイン機体の形状、こぎ胴の配置、選別部の構造などを検討して、早期の実現を図っていく予定」としている。

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(写真)200点ほどの部品を削減した中山間地域対応自脱型コンバイン

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