米国の小型トラクタ等生産能力増強 クボタ2015年6月5日
生産工場新設、生産ラインも増設
(株)クボタは、米国の製造工場「クボタ マニュファクチュアリング オブ アメリカ(KMA)」で多目的四輪車(UV)の生産工場を新設するとともに、既存工場でも生産ラインを増設する。
クボタは1972年、米国にトラクタ販売会社「クボタトラクターコーポレーション」を設立し、日本から輸出した機械で、北米市場の開拓に着手した。以来、庭園の芝刈りや軽土木用途から、牧草地管理など農業関連用途まで製品ラインナップを拡充し、事業を拡大してきた。
事業拡大に伴い、現地での生産を開始し、米国ジョージア州のKMAで小型トラクタ、乗用芝刈機、UVを生産し、全世界に向けて販売を展開してきた。
これまでKMAでは、既存工場の増設で、生産能力の強化を図ってきたが、「小型トラクタ、乗用芝刈機、UV」事業の伸長を生産面から支えるため、KMAの近隣にUV専用工場を新たに設立することを決定した。
これにより、UVの生産能力を大幅に増やすとともに、同時に既存工場の生産ラインの再構築および増設も行い、小型トラクタ、乗用芝刈機の生産能力も増強させることになる。
今回の投資による生産能力増強と併せて、現地の製造部門と研究開発部門が一体となった原価低減活動などの取り組みを推進し、より競争力の高い工場づくりを目指していく考えだ。
【新工場概要】
◎所在地:米国ジョージア州ホール郡ゲートウェイ工業団地
◎規模:敷地面積=72万6000平方メートル、建屋面積=4万5000平方メートル
◎投資金額:8000万USドル
◎生産品目:ユーティリティビークル(多目的四輪車)
◎生産能力:年間約5万台
◎稼働時期:2015年9月建屋着工、2017年3月量産開始
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