農機具応援リース事業を募集 農中と全農2015年7月8日
農林中央金庫は7月1日から31日まで全国のJA窓口で「農機具等リース応援事業」の第1回募集を実施している。
JAグループは自己改革メニューのひとつとして、全農・農林中金・全共連を中心とする事業連が連携して、担い手の生産拡大・生産コスト削減に寄与する事業を展開することにしている。
今回募集する「農機具等リース事業」(以下、アグリシードリース)は、全農と連携し(1)稲作については農地集積等の規模拡大を通じた生産コストの低減や生産数量目標の遵守、(2)野菜についてはマーケットインに基づく生産・販売事業方式への転換に向けて加工・業務用野菜の生産拡大を要件に農機具等にかかるリース料の一部を助成する。
対象は農業者、集落営農、農業生産法人、JA出資法人等。助成の通知決定は早くても9月末ごろの見込み。助成金はリース事業者に直接振り込まれる。
【稲作生産者】
○助成要件=▽生産コスト低減に向けた取り組みを行っていること、▽米(転作作物等を含む)の作付面積15ha以上、または5年以内に15ha以上に拡大する計画があること、▽米の需給バランス改善に向けた取り組み(生産数量目標の遵守)、以上のすべてを満たすこと。
○対象農機具=田植機、トラクター、コンバイン等(アタッチメント含む)
○リース助成額=組合員は税抜き本体価格の40%相当額(上限400万円)、その他は同20%相当額(上限200万円)。
○助成総額=100億円。
【野菜生産者】
○助成要件=▽野菜の作付面積が3ha以上、または5年以内に3ha以上に拡大する計画があること、▽加工・業務用野菜を新規または追加で作付する計画があること、以上のすべてを満たすこと(作物は機械化による生産コスト低減が効果的と想定されるタマネギ、キャベツ、レタス、ネギ類、ニンジン等を想定。国の畑作物直接支払い対象作物は対象外)
○対象農機具=植替機、収穫機等(アタッチメントを含む)
○リース料助成額=組合員は税抜き本体価格の40%相当額(上限400万円)、その他は同20%相当額(上限200万円)
○助成総額=25億円。
(関連記事)
・JAと連携し資材費削減 JA全農 (15.4.16)
・【JA全農がめざすもの】生産資材部・ゆめファーム全農 栽培から出荷まで総合的なノウハウを蓄積 (14.12.19)
重要な記事
最新の記事
-
国際協同組合デー「私たちは幸せに生きることはできない」 パレスチナの協同組合連合会2024年7月22日
-
「第3回全農 全日本中学生カーリング選手権大会」新潟で26日から開催2024年7月22日
-
「令和6年7月9日からの大雨による災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2024年7月22日
-
「鎌倉デポー」リニューアルオープン 第1弾まつり開催 生活クラブ2024年7月22日
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日