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フランスの畑作用大型トラクタ工場が本格稼働 クボタ2015年9月25日

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 (株)クボタがフランスに新設した畑作用大型トラクタ工場「クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S(以下KFM)」は、本年4月に生産を開始したが、9月16日にフランス政府関係者や欧州のメインサプライヤーなどを招待した開所式を開催、本格稼働を開始した。

 世界的な人口増加に合わせ、食料の効率的な増産が求められている。クボタはこの世界的な課題解決に貢献するとともに、中長期的な事業拡大を続けるため、従来のアジア地域の稲作向け農機市場のみならず、欧米などの畑作穀物向けの大型農機市場にも本格的に進出していく方針だ。
 KFMでは、パリ国際農業見本市で「Machine of The Year2015」に選ばれた「M7001シリーズ」の生産を開始し、着実に事業展開を進めている。同社は欧州の畑作の大市場であるフランス北部で畑作用大型トラクタの生産を行い、市場ニーズにマッチした製品を投入し、世界の農機メジャーブランドを目指していく。
 M7001シリーズは、欧米のディーラーから好評を得ており、初年度の生産予定台数を上回る受注を獲得している。欧州、北米のほか、今後は豪州や日本などでも順次市場投入し、2017年頃には3000台レベルの台数を生産する計画だ。将来はさらに製品ラインナップを拡充し、畑作用農機事業を拡大していく。

 ◎新工場概要
○会社名:クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S
○社長:山本万平
○所在地:フランス共和国ノール県ビエヌル市(ダンケルク行政区)
○敷地面積:約11.5万平方メートル(内、建屋面積3.7万平方メートル)
○生産品目:畑作用大型トラクタ
○生産能力:3000台/年
○従業員:約140人  

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