環境に優しい! 保冷・保温性能「白くまボックス」開発 トーモク2015年12月11日
段ボール製造メーカーの(株)トーモクが、段ボールと発泡断熱材ER(アースリパブリック)を組み合わせた「白くまボックス」を開発した。
「白くまボックス」の大きな特長として保冷性、環境性、緩衝性が挙げられる。
段ボールの中の発泡断熱材ERは産業損紙・澱粉・ポレオレフィン樹脂で構成され、段ボール単体では不可能だった発泡スチロールとほぼ同等の保冷性を実現した。
ERは発泡スチロールと比較してCO2排出量を約72%削減でき、可燃ごみとして処分可能(処理方法は自治体により異なる)。解体は段ボールから取り出すだけでOKと、環境への配慮が窺える。
またクッション性を持つので農産品を保護するのにも有効だ。
美粧性にも優れ、コートボール、白ライナを使用することで綺麗な印刷が可能。
発泡スチロールは折り畳み不可のため多くのスペースが必要だが、ER・段ボールは折り畳みが可能なため大量輸送が可能。
同社ではアスパラガスやブロッコリーなど輸送時に保冷の必要があるもの、また高級農産品のメロン、りんごなどを輸出する際に保冷・緩衝用途としての採用を見込んでいる。
<問い合わせ先>
同社 開発営業部 担当:大崎氏
TEL:03-3213-6812
(写真)白くまボックスとその使用例
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