ハクサイ刈取アタッチメント市販化予定 農研機構とヤンマー共同開発2016年3月9日
農研機構は3月8日、ヤンマー(株)と共同開発した、高能率キャベツ収穫機に装着してハクサイの一斉収穫が可能となるハクサイ刈取アタッチメントを公表した。
近年、主要野菜の加工・業務用の出荷割合が増加傾向にある中、ハクサイは手作業の収穫作業が一般的。一方キャベツでは加工・業務用を対象とした1条用の高能率キャベツ収穫機が導入されつつある。高能率キャベツ収穫機のハクサイへの利用を希望する声もあったが、刈取部前端でハクサイが倒れてしまう場合があり、そのままでは確実な刈取りが難しかった。
アタッチメントは高能率キャベツ収穫機の構造を変えずに後付けでき、脱着も容易な構造。引き抜かれたハクサイは、アタッチメントのVベルトで挟まれ、姿勢を保持したまま結球部挟持ベルトへ渡される。またアタッチメント前端の取り込み部の挟持幅は調節可能で、ハの字状に閉じた後方部分がバネで開閉し、ハクサイの大きさに合わせた挟持と搬送が可能となっている。
アタッチメントを装着したハクサイの搬送率は99%。切断精度は(残り外葉枚数が5枚程度と設定した場合)9割以上だった。
平成25年度からアタッチメントの開発に着手。現在、実用化に向けた最終調整を行っており、来年度以降の市販化を予定している。
(写真)ハクサイ刈取アタッチメントを装着した高能率キャベツ収穫機、ハクサイ刈取アタッチメントの概略図
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