糖酸度と重量を同時測定 選果機「センカ光房」が好評 クボタアグリサービス2016年10月6日
クボタアグリサービス(株)農業施設部は、青果物を載せるだけで糖酸度と重量を同時測定できるフルーツセレクター搭載型選果機「センカ光房」を開発、導入先で高く評価されている。
「センカ光房」の測定の仕組みは、光センサーを用いて 果実や青果物に光を通し、返ってきた光の量から測定対象物の 糖酸度を非破壊で測定・分析し、ロードセルで重量も同時に測定するというもの。
茨城県の梨は、千葉県に次いで生産量全国2位を誇る。JA新ひたち野石岡梨部会とJAやさと梨部会は、梨の高品質生産を目指し、梨栽培の統一基準を設定して、次のような徹底した栽培管理を行っている。
園地の中でも、最も糖度が高い梨が収穫できる樹木を数本選び、通常よりも厳しい摘果と摘心栽培を行う。また選果についても大きさや外観、糖度に厳しい出荷規格を設け、一般の梨との差別化を図り、梨産地のブランド化を進めている。
これまで、各選果場ではクボタの携帯型糖酸度計「フルーツセレクター」を用い、個別に糖度を測定していたが、市内の2JAが連携して梨生産に取組む中で、1ヶ所に梨を持ち寄り、共選できる据え置き型の糖度計を求めていた。
これまでに活用していた携帯型糖酸度計「フルーツセレクター」で、クボタ製の糖度計の優秀さは実証されていたので、クボタの糖酸度測定器付き重量選果機「センカ光房」に注目。
大型選果場で使われる糖度計は、高額で広い場所が必要であり、ランニングコストも大きい。現状ではコンパクトで比較的安価な「センカ光房」で十分対応できることから、JA新ひたち野とJAやさとでは「センカ光房」を共同購入し、JA新ひたち野の梨選果場に導入、今夏より本格稼働を開始している。
この件に関する問い合わせは
クボタアグリサービス(株)農業施設部
TEL:048-862-1145まで。
(写真)「センカ光房」FC2-07T
重要な記事
最新の記事
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日
-
大規模植物工場でわさびの栽培技術開発を開始 海外市場向け生産体制構築へ NEXTAGE2025年4月28日