ジャパンハーヴェスト2016「丸の内農園」開催 ヰセキ、丸山製作所も2016年11月9日
農林水産省は「消費者と生産者の絆」や「日本と世界の絆」を深めることを目的に毎年「JAPAN HARVEST」を開催している。今年は2016年11月5日、6日の両日、東京・丸の内仲通り、行幸通りを会場に開催された。
開催5年目となる今年は「丸の内農園」をテーマに、首都東京の玄関口に当るお洒落な街角を特設会場にして、日本の農業や食文化を、さまざまなイベントを通して、大勢の都民や国内外の観光客に紹介した。
今回は同会場で、農業女子プロジェクト第3期集大成イベントも併催された。農機業界から農業女子PJに参画しているのは、井関農機(株)と(株)丸山製作所だけだが、両社とも農業女子PJ仕様のトラクタ、耕うん機、草刈機などを出展した。
井関農機は、農業女子PJメンバーの意見を織り込んだコラボレーション農機の第1弾のトラクタ「しろプチ」をはじめ、農業女子とともに開発した、みんなに使いやすいミニ耕うん機「ちょこプチ」を出展し、注目された。
井関農機は、農林水産省が推進する農業女子PJに、発足時より参画している。同社が取組む「夢ある農業女子応援PJ」では、農業に携わる女性が、農業や農業機械について感じている疑問や課題について、その解決に向けサポートすることを目的に、農業機械取扱セミナーなどを各地で実施してきた。
昨年6月には農業女子コラボ第1弾として、トラクタ「Z15(しろプチ)」を商品化し、好評発売中だ。
このたびは、農業女子コラボ第2弾として、「性別、年齢を問わず親しみやすいデザインにしてほしい」「エンジンの始動方法がわかりにくい」「燃料補給が大変」といった農業女子の声を反映し、小柄な人や農業機械に不慣れな人でも、安心して簡単に操作できるミニ耕うん機を商品化した。
従来の耕うん機には無いお洒落でシックなグレージュカラーを採用、商品名も可愛らしい「ちょこプチ」と名付け、3型式を11月4日に発表したもの。
丸山製作所は、農業女子PJメンバーの意見や要望を取り入れて開発した女性のための草刈機「かるーの」を展示した。女性でも楽に作業が出来ることをコンセプトに、軽く操作性に優れた可愛い草刈機だ。シャフトの長さや刃の角度、機体の重量なども改良されている。ピンクカラーも印象的だ。
また、「防除はついに空へ」をキャッチフレーズに開発された、今話題のドローン「丸山のスカイマスター」も展示された。先般、同社の千葉工場で女子社員がスカイマスターを操作して、デモフライトを公開し、話題となった。
(関連記事)
・都心で農業体験 ジャパンハーヴェスト2016「丸の内農園」 (16.11.07)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日