優績営業マン 約800名が集い 「2017ヰセキ全国表彰大会」開催 井関農機2017年1月16日
2017年1月12日、井関農機(株)はホテルグランドニッコー東京台場において、優秀な成績を修めた全国の俊英営業マン等800名余を集め「2017ヰセキ全国表彰大会」を開催した。
大会の冒頭、井関農機(株)の木下榮一郎社長は開会の挨拶で、今後の日本農業は、農地集約による大規模化、畑作・野菜作などの増産による作付の変化、企業の農業参入や6次産業化の進展など、構造変化のスピードが加速するだろう、との見方を述べた。
また農機については、「農機市場の昨年の需要動向は厳しい状況となったが、先端技術を搭載したスマート農機や畑作・野菜作機械の市場は着実に伸びてきている。私どもも、農業の変化に機敏に対応すべく『変革』をテーマに掲げ、さらにスピードを上げて必要な対処をしていく」と語った。
続いて平成29年に取組む井関グループの3つの方針を説明した。
1つ目は「人づくりの体制充実」。厳しい市場環境下で勝ち残っていくためには、「商品力」に加え「人材力」の更なる強化を図る必要がある。つくばみらい市の同社中央研修所を拡大発展させ、「ヰセキ・グローバル・トレーニングセンター」を1月1日に設立した。
同社が一昨年に設立した「夢ある農業総合研究所」の機能と併せ、人材を育成していく。
2つ目は「担い手市場への対応強化」。担い手市場に向け、ハードとソフトの両面から対応力を強化していく。ハード面では、昨年発売した「土壌センサー搭載型可変施肥田植機」が好評であり、「自動直進アシスト機能付き田植機」を本年12月より発売する。ソフト面では、大型化する農業機械の整備拠点を、全国の販社で拡充強化し、担い手農家に対するサービスの向上を図っていく。
3つ目は「グローバル戦略の本格展開」。ヰセキは、中国とアセアン(ASEAN)市場を「今後の成長エンジン」と位置付けている。中国の東風井関新工場の完成、インドネシア工場での操業の継続、ベトナムの現地企業によるトラクタ工場の生産支援に係る技術許諾契約・生産支援契約の締結など、グローバル戦略の本格展開、などである。
表彰大会では、セールスマン・サービスマンで、ダイヤモンド、ゴールド、シルバー、ブロンズ各会員計318名が認定表彰された。特約店表彰では、金賞に(名)岡田商会(埼玉県)等9社、同銀賞に9社、銅賞に16社、努力賞に36社が選ばれ、表彰された。また販売会社表彰では、優秀賞に(株)ヰセキ中国、優良賞に(株)ヰセキ東北、敢闘賞に(株)ヰセキ九州が選ばれ表彰された。
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