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減収減益 売上高323億5400万円 朝日工業(株)3月期業績2017年5月12日

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 朝日工業(株)は5月10日、平成29年3月期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の業績を発表した。厳しい事業環境を反映し減収減益で、売上高は前年同期比11.0%減の323億5400万円となった。

村上政徳社長 日本の経済が緩やかな回復基調で推移している中で、朝日工業グループは、2018年度を最終年度とする中期3カ年計画「ASAHI2018プロジェクト」に基づき、諸施策を着実に推進してきた。
 当連結会計年度における同社グループの業績は、売上高323億5400万円(前年同期比11.0%減)、営業利益は12億円(同37.3%減)、経常利益は11億1500万円(同42.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億2000万円(同67.2%減)となった。
<セグメント別・農業資材事業>
 肥料需要は、作付面積の減少、施肥の省力化などで、減少傾向にある。こうした中、家畜糞などの堆肥を原料とした「エコレット」を中心に、有機質肥料の拡販に努めたことや、ホームセンター向けの企画提案を推進したことなどで、販売数量が増加した。
 しかし、生産資材価格の引下げ要請と原料市況の低下から、二度にわたり価格が下落し、前年同期比減収減益となった。
 種苗事業では、新品種の大玉トマト「有彩(ありさ)」やカボチャ「プリメラ」の拡販、海外を中心とした台木の販売推進に取り組んだ。
 牧草事業では、国内で需要が低調で販売数量が減少し、豪州合併会社の業績は為替の影響から減益となった。
 結果、売上高は127億2300万円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益は7億4000万(同20.0%減)となった。
(写真)村上政徳社長

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