完全自動飛行の農業用ドローン量産機初出荷 ナイルワークス2019年6月5日
ナイルワークスは5月24日、完全自動飛行ドローン量産化モデル第一弾となる「Nile-T19」の出荷式を、長野県安曇野市のVAIO本社で行った。
晴天のなか、約50人の株主が見守る中、ドローンの飛行テストが行われた
ナイルワークスは、パソコンのVAIOにドローン量産機の製造を委託しており、同社工場でフレームの作成、基盤の生産、機体の組立、飛行試験、梱包まで全てを行っている。今年は生産台数100台を目標に、来年は500台、2年後には2000台をめざしている。
工場でのドローンの組み立ての様子
主な販売対象は、30ha以上の専業の稲作農家。今後は、稲だけでなく小麦の生育予測も可能になる予定で、開発はすでに昨年から始まっているという。
ナイルワークスの柳下洋代表取締役社長は、出荷式で出資者ら約100人を前に、「支援者のみなさま一人ひとりの想いが凝縮されたこのドローンで、日本の農業を世界の最先端にし、農業全体を変えていきたい」とあいさつ。また、VAIOの吉田秀俊代表取締役社長は、「ナイルワークスの優れた技術はもちろん、柳下社長の日本農業を変えたいという熱い想いに共感し、製造受託をすることになった。我々も日本農業を変えていくことに協力していきたい」と話した。
出荷式の様子
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