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世界初、次世代農業のためのリモートセンシング専用ドローン発売 DJI2019年10月10日

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 ドローンメーカーのDJIは10月9日、リモートセンシングに特化した農業用ドローン「P4 MULTISPECTRAL」を幕張メッセ(千葉市)で発表した。ほ場と作物の生育状況を精密に簡単に管理できる画期的なドローンだ。

リモートセンシング専用のドローン「P4 MULTISPECTRAL」

リモートセンシング専用のドローン「P4 MULTISPECTRAL」

 農業従事者の高齢化が進み、就業人口が減少するなか、農作業の省力化や収量アップなどで期待がかかる農業用ドローン。「P4 MULTISPECTRAL」は精密農業と環境管理を目的に設計した次世代農業を担う統合型マルチスペクトルイメージングドローンで、世界で初めて日本の開発チームにより製品化された。

 6つのセンサーから取得したデータを組み合わせ、より簡単にセンシングができるのが特長だ。ドローン本体の下部に取り付けられたRGBカメラ1台とレッドエッジ、遠赤外線など5種類のセンサーを備えたマルチスペクトルカメラが、ほ場管理に必要なデータを収集。取得したデータを組み合わせ、それぞれの作物からほ場全域の植生の健康状態を見える化し、雑草や害虫被害や土壌の状態の測定する。
 ほ場の状態を簡単にモニタリングできるため、人が現場で調査をしなくても遠隔操作で正確な作物のデータを収集することができる。
 撮影された画像は、センチ単位で正確な測位データを取得。iPadアプリの「DJI GS Pro」を使えば飛行計画や自動飛行ミッションの実行、飛行データをクラウド上で管理できる。
 「P4 MULTISPECTRAL」は10月から発売。日本での販売価格は、1年間のアプリライセンスが付いて85万円(税込)。新ドローンは、幕張メッセで11日まで開催中の展示会「第9回 農業Week東京」で展示している。

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