夏場も品質と量が安定 ミニトマトの新品種 サカタのタネ2019年10月28日
サカタのタネは、夏場の暑さの中でも安定した品質で量が収穫できるミニトマトの新品種「キャロルムーン」(写真)の種子を2020年1月上旬から発売する。
近年の梅雨の曇天や夏の高温など天候不順の影響でミニトマトの場合は、果実が大きくならず、裂果しやすいなどの問題が生じている。高温期の着果性に優れる「キャロルムーン」は、M~2L基準に当たる約15kgの果実を秋まで安定的に収穫できる品種。実がしっかりと硬く、裂果しにくいため、夏場の輸送にも適している。また、ヘタの周りが緑色にならない品種で、果実全体が均一に赤く熟し、甘みと酸味のバランスもよい。
「キャロルムーン」は葉かび病に対して抵抗性があり、夏秋、越冬栽培を通して発生する斑点病や萎凋病、根腐萎凋病にも抵抗性がある。
希望小売価格は9種子1000粒袋が2万4500円。全国の種苗店、JAを通じて販売する。
ミニトマト「キャロルムーン」の作型図
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