しみ腐病に強く機械収穫に最適 春夏ニンジン「恋むすめ」発売 タキイ種苗2019年12月2日
タキイ種苗は、そろいと根色のよい春夏作兼用の早生種ニンジン「恋むすめ」を発売した。
やわらかくておいしいと人気の春ニンジンは、市場でも比較的高値で安定していることから年々、作付は増加傾向にあるが、栽培面では抽苔や高温期の収穫で品質保持が難しい。
新商品の「恋むすめ」は、トンネル栽培において晩抽性があり、尻づまりのよい早生品種。形状 の乱れが少なく、M・Lサイズによくそろい秀品率が高いのが特長。根形はやや短めの五寸ニンジンで肌は滑らかでつやがある。しみ腐病に安定して強く、重い土質でも発生が少ない品種だ。
春ニンジンは収穫時期が5~7月の高温下で収穫するため、環境条件によっては収穫後に表面が黒く変色することがあるが、「恋むすめ」は変色しにくく出荷後の品質にも優れている。
葉がコンパクトで草姿が立性のため、根部の肥大不足を防ぎ、機械収穫にも適している。早生性と低温肥大性の特長を生かした8月下旬の遅まき作型も可能。
ペレット500粒は715円、同1万粒は6490円(参考小売価格、税込)。
(写真)春夏作兼用の早生種 ニンジン「恋むすめ」
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