使いやすい快速コンバイン登場 井関農機2019年12月26日
井関農機は快速コンバインの新シリーズ「フロンティア ラピッド」HVZを発売。日本のコンバイン市場で主流の2・3条刈クラスで従来の「フロンティア」HVFシリーズをモデルチェンジした。
新シリーズ「フロンティア ラピッド」のHVZ323GZKWC
農業従事者の高齢化、担い手への農地集約、農家を取り巻く環境が急激に変化する中、市場では簡単な操作による作業の省力化と高能率化ができるコンバインが求められている。
「フロンティア ラピッド」HVZシリーズは2条刈のHVZ220(20.9馬力)とHVZ323(23馬力)の2タイプ。主な特長は作業能率の高さで、HVZシリーズは最高作業速度が1.06m/s、同323は2.1m/sとより高速化。移動から刈取作業までのトータル作業時間を短縮したことで、作業の能率を高めることができる。
HV323は、全面刈の作業が可能。中割もあぜ際も自由自在に刈取れ、手刈りの面積を減らすことができる。また、HV220は刈取り部をスライドできるため、湿田や倒伏作物に対する適応性が向上した。
さらに、新設計の大容量脱こく機を搭載。こぎ胴が長く作物をしっかり脱穀できる。大径のこぎ胴は作物への負担が少なくワラくずの発生を軽減する。加えて、手こぎ運転時に、エンジン緊急停止スイッチを押すとエンジンが停止し、さらにこぎ胴カバーが自動で開くなど安全性も向上。乗り降りに便利な補助ステップと補助ステップを装備するなどより作業を快適にできるよう工夫した。
希望小売価格は、HVZ220が、349万2500円~356万9500円。HVZ323は、396万円~403万7000円。いずれも税込み。
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