ザルビオフィールドマネージャーに新機能導入 BASF2020年3月2日
ドイツの総合化学会社、BASFは、生産者が農作業に関連するさまざまな意思決定を支援するデジタルソリューション製品「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)」に新機能を導入する。
ザルビオフィールドマネージャーは、2019年には、世界で1万7000以上の生産者の200万ha以上のほ場の作物生産に利用された。
新機能としては、ユーザーから得たフィードバックに基づき、ほ場固有の肥料投与のタイミングと分量の管理、緩衝地帯が自動的に統合された散布マップ、農機無線接続などを装備。いずれも既存のサービスを補完し、作物ごとの詳細な生育ステージや、病害虫のほ場固有のリスクステータスに関するモバイルアラートなどほ場固有のリアルタイム情報が含まれる。
また、生産者とアドバイザーが直接連携できる機能も追加し、全世界の生産者がモバイル端末で利用できるようになった。
ザルビオフィールドマネージャーを利用することで生産者は、自分のほ場への投資に対してより高い収益を獲得でき、2017/2018年では、ザルビオフィールドマネージャーの推奨に基づいて麦畑を病害から保護したヨーロッパの生産者は、3度の殺菌剤散布で、標準的な方法を使った農家より、ヘクタール当たり平均32ユーロ多くの利益を得たという。
ザルビオフィールドマネージャーのプロダクトマネージャー、ヨーゼフ・アレンドルフ氏は「お客様の収益性が向上し、作業時間が短縮されていることが確認できることが、我々にとってデジタル作物生産最適化アルゴリズムの開発を継続する何よりの励みとなる」と話している。
また、BASFのデジタルファーミング・コマーシャルオペレーションのグローバルヘッド、 アンドレ・ジョージ・ギルグ氏は「xarvioの製品とサービス数の増加により、2020年はデジタル農業の環境をさらに変革し、生産者に収益性とより持続可能な農業環境をもたらしていきたい」と述べている。
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