多様な分析ニーズに対応 Brimrose社の近赤外アナライザ発売 ニレコ2020年3月9日
株式会社ニレコ(東京都八王寺市)は、近赤外波長領域で高速・高精度な分光測定ができるBrimrose(ブリムローズ)社製の近赤外アナライザを3月10日に発売する。
ブリムローズ社製、近赤外アナライザのハンドヘルド型の標準装備
近赤外分光装置は、測定対象に近赤外線を照射し、吸光度の変化を測定することで対象の成分に接触せず、非破壊で迅速に測定できることから、食品、医薬品、化学プラントなどケミカル産業での研究開発分野や生産現場で幅広く活用されている。農業分野では、穀物、農産物のタンパク、水分、脂肪測定などへの利用が想定されている。
40年以上にわたり近赤外分光装置を取り扱ってきたニレコが今回、販売するブリムローズ社製の近赤外アナライザは、AOTF素子(音響光学波長可変フィルター)を搭載することにより、小型、高精度、堅牢性を実現し、生産ラインなどのインラインモニターや近赤外分光分析のフィールド測定に活用できる。
ラインアップは、ハンドヘルド型、インライン一体型、インライン分離型、カスタムデザインアナライザなど幅広く展開。測定する対象物に合わせて、研究開発の高度化や検査部門における効率化、高度な自動化への対応など、ユーザーのニーズに合わせた製品の提案が可能となる。
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