国産の畳を支援 「カセット式いぐさ移植機」など限定再生産 クボタ2020年3月10日
クボタは、畳表の材料であるイグサの生産に使う「カセット式いぐさ移植機」と「いぐさ苗処理機」を限定数量で再生産する。
復刻再生産する「カセット式いぐさ移植機(IT-6B5)」
熊本県で500年続く日本の伝統産業である「い業」。イグサは、熊本県が全国の生産量の98%を占めるが、国産のイグサは、住宅の洋風化や輸入畳との競合により生産量が減少している。加えて、イグサの移植作業は冬場の重労働で、作業の特殊性もあり専用の機械(移植機)は欠かせないが、現在は入手が困難な状況となっている。
クボタは、1991年に乗用の「カセット式いぐさ移植機」の生産を始めたが、イグサ移植機の需要減少にともない1998年に事業から撤退。しかし、日本の伝統産業である「い業」の振興に向けた活動を推進する熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会と熊本県経済農業協同組合連合会からの強い要望に応え、2017年に収穫機「いぐさハーベスタ」を復刻し、再生産した。これに続く今回は、「カセット式いぐさ移植機」とセットで使う「いぐさ苗処理機」を再生産する。
「カセット式いぐさ移植機」は、カセットと呼ばれる金属製の箱に詰めた苗を水田に植え付ける乗用の機械。高出力、低燃費ディーゼルエンジンを搭載し、四輪独立サスペンション、植付け部の水平制御などの組み合せにより、高精度な植付けを実現する。また、「いぐさ苗処理機」は、苗をセットすれば、根切り、葉切り、株分け、カセット詰めまで一連の苗処理作業が一台で済み、大幅な作業効率化が図れる。
「カセット式いぐさ移植機(IT-6B5)」(770万円)は限定88台、「いぐさ苗処理機(IS23-3)」(220万円)は限定86台の限定数量生産。いずれも税込価格。
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