安全フレームとシートベルト後付けキットを復刻 農作業安全推進 クボタ2020年3月19日
クボタは、農林水産省が推進する農作業安全確認運動と連携し、主要農業機械を使って農作業を行う際の安全について呼びかけ活動を推進している。これにともない4月から、トラクタ用安全フレーム・シートベルトの後付けキットを復刻販売し、装備の浸透を図る取り組みを始める。
安全フレームとシートベルトを装着した初代グランデルシリーズ
農作業安全の呼びかけ活動で同社は、主要農業機械を使用する際の安全ポイントをチラシや動画にまとめ、顧客の訪問時に安全作業を呼びかける。具体的には、トラクタ作業では、安全フレームの付いたトラクタを使い、シートベルトを着用することや、作業終了後は必ずブレーキ連結金具をかけることを勧める。また、田植え作業で急な傾斜地を登坂する際は、必ずバック走行で行うことや、コンバインの手こぎ作業時は、フィードチェーンの内側に手を入れないよう呼びかける。
安全フレーム・シートベルトについては、全国で稼働している同社製トラクタ約54万台のうち、84%は装備済みだが、残りの16%の中で、安全フレーム・シートベルトを後付けできる型式は、約3万3000台と推定される。そこで同社は、後付け可能な型式を対象に、1990年代に販売していた後付け用安全フレーム・シートベルトのキットを復刻販売することを決めた。
初代グレイツシリーズ
販売価格は1万円(税抜)。費用には、安全フレームアッシと組み付け工賃が含まれる。引取納品などが発生する場合は、別途費用がかかる。
【後付けキットの販売型式】※カッコ内は、適用するトラクタのシリーズ・型式
▽GSF23アンゼンフレーム、アッシ(グランデルシリーズ/GL19、GL21、GL23)
▽GSF27アンゼンフレーム、アッシ(グランデルシリーズ/GL25、GL26、GL27)
▽GSF32アンゼンフレーム、アッシ(グランデルシリーズ/GL29、GL32、GL33)
▽SF-GT8アンゼンフレーム、アッシ(グレイツシリーズ/GT-3、GT-5[F]、GT-8[F])
▽SF-A15アンゼンフレーム、アッシ(アステシリーズ/A-15、A-17、A-19)
▽SF-A155アンゼンフレーム、アッシ(アステファイブシリーズ/A-155、A-175[F]、A-195[F])
※GL-23DJはGSF-27、GL-27DJはGSF-32を装着
アステファイブシリーズ
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