農機の所有者と一時利用者をマッチング 農機シェアリング試験運用開始 クボタ2020年4月10日
クボタは4月から、農業機械の所有者と一時利用の希望者をマッチングするシェアリングサービスの試験運用を始める。対象は、岡山県東部および千葉県と茨城県の一部地域。試験運用を通して利用者のニーズや運用上の課題などを抽出、検証し、シェアリングサービスの事業化を検討する。
同社は農業生産者の減少や高齢化に伴う農作業の効率化、省力化ニーズに応えるため、農業機械の自動化、高性能化に取り組んでいる。しかし、一方で農業機械の購入は、新規就農や経営規模拡大におけるハードルの一つとなっていることから、所有者が使わない時期の農業機械や、離農者の遊休機械などを一時利用できる仕組みの提供を試み、より多くの農業への参入や規模拡大につながると考えている。
今回の試験運用では対象地域と農業機械の所有者を限定した上で、農業機械の所有者、一時利用者双方のニーズ、利用前後のメンテナンスや運送などに関する課題の抽出と検証を行い、サービスの構築に向け準備を進める。
農業機械の利用希望者は以下、専用フォームから申し込む。なお、今回は農業機械の所有者の一般募集は行わない。
<試験運用の概要>
地域:岡山県東部、千葉県北部、茨城県南部の一部地域
実施時期:(第1期)4~7月、(第2期)9~11月。
対象機械:クボタ製トラクタ、コンバイン、田植機
内容:
・農業機械所有者、利用希望者のマッチング
・利用料の受渡
・損害保険の手配
・機械整備等のサービス提供等
利用料金:農業機械の所有者が設定した利用料(クボタ手数料含む)に保険料を加算
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