エボラウイルス迅速診断キットの国内製造販売承認を申請 デンカ2020年4月15日
デンカは北海道大学の高田礼人※教授 (人獣共通感染症リサーチセンター)と共同開発したエボラウイルス迅速診断キットの国内製造販売承認を4月10日に申請したことを発表した。
エボラウイルス迅速診断キットは診断結果を約10分で迅速に判定でき、特別な器具や装置を必要としないことから医療施設が十分に整っていない地域でも使用することが可能。
デンカはこれまでコンゴ民主共和国に2017年から複数回にわたりJICA(独立行政法人国際協力機構)を通じて試作品を無償提供してきた。
同社は申請を行うにあたって、同国の医学生物研究所にて同キットを使用した臨床試験を実施し、優れた有用性があることが確認されているという。
エボラウイルス感染症の制御には継続的な医療体制の維持整備が必要とされており、同社は国際的に認められている日本の薬事承認を得ることで、同キットがアフリカ諸国の医療システムへの正式採用につながるものと考えている。承認後はWHO緊急承認プログラムの承認取得を目指す。
また、経営計画「Denka Value-Up」ではヘルスケア事業を重点分野のひとつに位置付けており、今後も感染症予防と早期診断を通じて世界の医療の課題解決に取り組み、人々のQOL向上に貢献する考えだ。
※高田氏の「高」は正式には異体字です。
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