新食品表示制度に対応 感熱ラベルプリンタの最上位機種発売 マックス2020年4月21日
オフィス機器などを製造するマックス(東京都中央区)は、4月に完全移行した新しい食品表示法に対応した感熱ラベルプリンタ「LP-700SA」を発売した。
4月に完全移行した新しい食品表示法では、これまで「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」と3つあったルールを、JAS法に統合。これにともない、以前は「生鮮食品」だったドライマンゴーや乾しいたけなど簡単な加工を施したものも「加工食品」として整理された。その結果、元々あった名称、原材料名、添加物、消費期限に加え、新たにアレルギー、栄養成分の表示が義務化。また、製造所など所在地の表示義務も課せられるなど、食品表示ラベルの記載内容が複雑化している。
「LP-700SA」は、新しい食品表示法に対応し、多くの情報を記載したラベルを簡単に作れるように開発された同社最上位機種のラベルプリンタ。印字可能なラベル1幅を最大70ミリ、ラベルの長さを180ミリまで拡大し、表示項目が多くなる焼き菓子の詰合せや弁当・総菜などの食品表示ラベルに対応する。
また、フルカラーの4.3インチ液晶タッチパネルを搭載し、プリンタ本体のみで食品表示ラベルの作成が可能となる。
さらに、指定した枚数ごとにラベルをカットできるオートカット機能を搭載。印刷スピードも80mm/secに向上し、従来機より作業を効率化できる仕様となった。
購入後の登録で、作業負担を軽減する「食品表示ラベルデータ作成サービス」や、食品表示法へスムーズに対応できる「食品表示ラベル診断サービス」などのサービスが提供される。
希望小売価格は22万8000円(税抜)。
写真=フルカラーの4.3インチ液晶タッチパネルを搭載。オートカット機能搭載により、指定枚数ごとにラベルを自動カットできる(上)、幕ノ内弁当のラベル例
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