農業用IoT機器の量産体制整え米FarmXへ出荷開始ーグローバル電子2020年6月12日
グローバル電子(株)は、製造子会社であるグローバルマイクロニクス(株)で「点滴灌がいパイプ用水圧センサー」「土壌水分センサー」「圃場ワイヤレスセンサーネットワーク機器」の3機器の量産体制が整い、出資する米FarmXへの出荷を開始したと発表した。
左から、点滴灌がいパイプ用水圧センサー・土壌水分センサー
・ほ場ワイヤレスセンサーネットワーク機器
グローバル電子(株)は、センサーや人口知能技術に強みを持つ。2017年には灌がい給水自動化や作物生育環境最適化・収量最大化のための一体型プラットフォームサービスを手がける米国のスタートアップ企業・FarmXに出資し、同社が農場に設置するIoT機器類の開発に協力している。
グローバル電子(株)は、FarmXへの出資と高性能・高品質IoT機器の提供を通じ、米国などで精密農業の普及・収益化に貢献していく考え。2023年にはFarmX向け製品でおよそ8億円の売り上げを見込んでおり、2020年7月に稼働する石川県金沢市のグローバルマイクロニクス新工場で増産体制を整え、需要増にも対応する。
なお、(株)クボタも今年4月にFarmXへの出資を実施している。
出荷開始製品の概況は以下の通り。
・点滴灌がい(ドリップイリゲーション)パイプ用水圧センサー
広大な農場に張り巡らされた灌がい用水パイプの水圧を監視し、適切な灌がいが行われていることをモニタリングする。
・土壌水分センサー
ほ場地中に垂直に埋設し、4つの深さの土壌水分量を同時計測することで、灌水を過不足なく制御する。
・ほ場ワイヤレスセンサーネットワーク機器
複数のセンサーからのデータを低電力で収集・無線送信し、LTE基地局を経由してクラウドに伝える電池駆動型無線ユニット。
重要な記事
最新の記事
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日
-
ローソン「群馬美味しいもの巡り」 ご当地の味が楽しめる7品を発売2025年1月17日
-
【人事異動】三井化学(2月1日付)2025年1月17日
-
【人事異動】コメリ(1月16日付)2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「日曹ベリマークSC」 日本曹達2025年1月17日