SDGs「第一次 生活クラブ2030行動宣言」を総会で採択 生活クラブ連合会2020年6月24日
生活クラブ連合会は、SDGs達成に向けた取り組みとして「第一次 生活クラブ2030」行動宣言を6月22日開催の第31回通常総代会で採択し、8つの重要目標を設定したと発表した。

今回採択した「第一次 生活クラブ2030行動宣言」の内容は、食における国内生産の追求と公正な調達、地球生態系維持のため海や陸の環境保全と気候変動対策、貧困・孤立を見過ごさず支えあう社会をつくることが含まれている。同会は本宣言の実現に向けてKPIを設定し、年度ごとに評価して進捗を確認していく。さらに公式Webサイトへの掲載やガイドブックなどを作成して理解を図り、生活クラブ組合員の他、消費材の生産者や関連会社など同会に係るすべての主体とともに、2030年を目標に希望の持てる持続可能な社会作りに取り組む考えだ。
今後は、「生活クラブがまだ取り組んでいないが、SDGsの観点から2030年に向けて取り組むべき優先順位が高い目標」について検討を進め、意志ある各地域の生活クラブ組織と共に各地域における活動についての協議と合わせて、2022年度に「第二次行動宣言」を行う予定。
「第一次 生活クラブ2030行動宣言」概要は以下のとおり。
(1)食料主権の考え方を基軸とした、国内生産の追求と公正な調達を行います。
(2)素材本来の味、食材にまつわる知恵や文化を大切にして、健康で豊かな食の実現をはかります。
(3)地域の生態系を維持するため、海や陸の環境保全と気候変動対策に取り組みます。
(4)原発のない社会をめざし、再生可能エネルギーの生産と普及に取り組みます。
(5)誰もがその人らしく、安心して生活を営める地域と社会をつくります。
(6)貧困と孤立を見過ごさず、自立に向けて寄り添い、支えあい、多様な居場所と働き方をつくります。
(7)非戦と共生の立場を貫き、平和で公正な社会をめざします。
(8)情報開示と自主管理を基本とし、自ら考え、決め、実行します。
<参考>
同会は2020年4月より「サステイナブル フェス!」と題して、SNSを活用した取組を実施している。
【サステイナブル フェス!特設サイト】
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