黒腐病に強い寒玉中生種キャベツ「夢いぶき」の種子発売ータキイ種苗2020年6月26日
タキイ種苗(株)は、在ほ性にすぐれ、黒腐病に強い寒玉中生種のキャベツ「夢いぶき」の種子を生産者向けに販売する。
黒腐病に強い寒玉中生種キャベツ「夢いぶき」
「夢いぶき」は、寒傷みや裂球で出荷量が落ちる12月下旬～１月に高レベルの耐寒性と在ほ性を発揮する。寒玉系「夢シリーズ」に加わることで、冬場のさらなる安定生産を可能にした。黒腐病の耐病性や耐倒伏性は、新品種の「ＢＣＲ龍月」と同レベルのため、安心して栽培できる。
加工・業務需要で特に使用量の大きい「千切り」でキャベツに求められる「芯が短く、くり抜きやすい」、「長さのある千切りが取れる扁円形状」、「濃緑な葉色と球内色のコントラストで、カット時の見ばえがよい」などの特徴も兼ね備える。
品種特性は以下の通り。
(1)年内～年明けに安定出荷が可能
葉肉が厚くじっくり生育するため耐寒性と在圃性に優れる。そのため、凍霜害による品質低下や、過熟による裂球を招きやすい12月下旬～1月に品質のよい玉が安定して収穫できる。
(2)加工・業務、青果兼用種
短芯で収穫後の歩どまりがよいため、加工・業務用としても安心して栽培できる。青果向けとしても形状が扁円に安定するため箱詰めが容易。
(3)黒腐病に強い耐病性
黒腐病に強い耐病性をもち、従来の予防的防除と組み合わせて実施することで発病リスクを大幅に低減できる。
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