中期経営計画と2021年3月期連結業績予想を公表 JA三井リース2020年7月2日
JA三井リースは、中期経営計画「Real Change 2025」の策定および新型コロナウイルス感染症の影響により未定だった2021年3月期の連結業績予想を公表した。
同社は、リース業界大手の企業として、収益性と成長性を追求すべく2020年4月から2025年3月までの5年間を対象とする中期経営計画「RealChange2025」を策定。その基本方針として、(1)ボーダーレス化が進む社会への対応、(2)地方創生・地域活性化に資する取り組み、(3)ビジネスモデル転換による専門領域の事業拡大、(4)経営資源の戦略的配分と成長を後押しする多様な人材力の強化、(5)企業成長を支える業務基盤およびマネジメント態勢の最適化・高度化、の5つを掲げ、既存ビジネス領域の活性化に加え、戦略分野の拡充、新領域への挑戦を推し進めることにより、中計最終年度(2025年3月期)における当期純利益300億円の達成を目指す。基本方針の(2)では、地方創生・地域活性化のため、「地域の農林水産業の成長に資するビジネスの加速」させ、「JA系統の組織・経営課題へのソリューション提供」や「担い手、産地づくり等、地域営農の面的な展開」を進めていくことが明記されている。
また、2021年3月期の連結業績予想では、売上高が前年同期比7.6%減の4315億円、営業利益は前年同期比23.9%減の166億円、経常利益は前年同期比25.2%減の167億円となった。
同社は、新型コロナウイルス感染症による経済への影響については多くの不確定要素が存在しているとして、今後業績予想の修正が必要となった場合は速やかに開示するとしている。
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