秋の家庭菜園は3つの「守る」がポイント タキイ種苗2020年7月10日
タキイ種苗は、家庭菜園ユーザーを応援する『プロが教える家庭菜園のコツ』シリーズの第7回で秋の栽培ポイントを3つ紹介している。
ベビーリーフレタス『ガーデンベイビー』
秋栽培のポイントは次のとおり。
(1)栽培適期を守る
「秋の1日、春の7日」は秋の農作業で1日遅れると、春に7日作業が遅れるのと同じということわざがあるように、タネを播く、苗を植え付ける、収獲する、それぞれの作業に適した期間がある。まだ暑さが残る時期にタネを播くと発芽しにくくなり、適期より遅く播くと、気温が低下して生育が進まずに収獲が遅れてしまう場合がある。パッケージの裏面にある作型表を参考にしながら栽培適期を守るように呼びかけている。
(2)虫から野菜を守る
同社が2019年に調査した「家庭菜園で失敗した原因」の結果では虫の発生が1位だった。虫を防ぐには、タネ播きした後すぐに防虫ネットをかけるのがおすすめ。横から虫が侵入しないよう、洗濯ばさみなどでプランターとネットをしっかり止めることが大切。ネットを外すタイミングは野菜がネットの天井に届くくらい生長した時か、収獲の1週間前くらいが目安。ネットをかけない場合は虫を見つけたら手で捕殺するか、様子を見ながらスプレータイプの殺虫剤を使用して早めの防除を心がけることがポイントとなる。秋に育てる野菜でおすすめなのは、生育期間が1~2か月程度で初心者でも育てやすいコマツナ、ホウレンソウ、リーフレタス、二十日ダイコン。
(3)愛情を込めて見守る
ベランダや庭先でのプランター菜園の最大のメリットはいつでもすぐ見に行けるため、虫に食べられていないか、葉が弱ってきたので肥料を与えようなど野菜の状態を把握できること。食卓に並ぶ日まで愛情を込めて見守ることを呼びかけている。
二十日ダイコン『ニューコメット』
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日