多層構造の難透過性農業用PO系フィルム発売 東罐興産2020年7月27日
農業用フィルム・資材製造・販売の東罐興産(株)は、多層構造の難透過性農業用PO系フィルム「トーカンバリアースターV」を発売した。
ハウス内の消毒の様子
同フィルムは、連作障害防止のため効率的で効果的な土壌消毒を実現するもの。ガスバリア層により土壌消毒剤の漏れを防ぎ、農薬の効果を最大限に高めることができる。
多層構造だが厚さは0.05mm。幅は300cm、420cm、460cm、600cm、700cmの4タイプがあり長さは100m。特殊ガスバリア層で農薬の透過を防ぐため、臭いがほとんどせず土壌消毒剤の効果が持続する。周囲の環境に配慮したフィルムで、繰り返し使用できる(約3回)。
被覆時は、両サイドを土に埋め込む事でより効果アップする。バリア性能により薬剤の刺激臭は少ないが、フィルム直下に薬剤が溜まっていることがあるため、フィルムを取り除く際は十分な換気が必要。
また、露地での被覆はハウス内に比べ耐久性に差が出ることがあるほか、使用する薬剤で異なる場合もある。薬剤と太陽熱消毒の併用により、フィルム耐久性が損なわれるケースもある。
路地ほ場の消毒の様子
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