新政酒造へのインタビューを公開 サタケ2020年8月27日
サタケは原料や伝統製法にこだわり、斬新で革命的な味やデザインを世に送り続ける新政酒造株式会社の8代目蔵元・佐藤祐輔氏にインタビューを行い、同社ホームページに公開している。
8代目蔵元・佐藤祐輔代表取締役社長
2018年秋にサタケは米を磨かずに大吟醸のようなすっきりした味わいを可能にした新型醸造精米機を開発した。扁平精米に対応した切れ味の鋭い新型砥石「立法晶窒化ホウ素(cBN)」を採用。開発した圧力制御装置と組み合わせることで、従来機に比べて扁平精米の加工時間の短縮と精米効率の向上が実現した。
また、精米歩合が基準値に達さずとも吟醸酒や大吟醸酒と同等の酒が造れ、さらに無駄のない精米や原料・原料費を抑えることも可能にした。新型精米機は、一次精米用の「ミルモア」とともに2019年の酒造りより新政の一員として稼働した。新型精米機について「今まで使っていたお米が全く違うお米になりました。それくらい変化がありました。無肥料で無農薬米を栽培している新政のお米は、どうしても収量が少なくなってしまうのですが、古関や地域の方々が苦労して育てたお米だから1粒たりとも無駄なく品質の良い状態で効率的に削り、美味しいお酒を造りたい。そのためにも一次精米と扁平精米は欠かせない存在です」と話す。今年発売された新政の定番ラインアップ「No.6」や「カラーズ」シリーズなど、精米歩合65%と55%の全商品に扁平精米された酒米が使われている。なかでも低価格帯のカラーズシリーズ「エクリュ」は自信作だと胸を張る。
カラーズ(左)とNo.6シリーズ
8代目蔵元の佐藤氏は今後の夢として「まだ先の話ですが、ゆくゆくは鵜養産の無農薬米のみを使う小さな酒蔵を鵜養地区に造りたいと考えています。機械は冷蔵庫と絞り機と精米機だけで、木桶も麹蓋も秋田杉のみ使用。どこまでも地元の秋田県産にこだわります。最終的には、原料米の栽培過程から木桶工房、酒蔵見学など、日本酒が誕生する過程を楽しんでいただき、カフェや宿泊施設で鵜養の美しい景観を眺めながら地元の食材やお酒を心行くまで堪能していただけるそんな空間を、ここ鵜養地区に造りたいと考えています」と述べた。
新政の自社田
インタビューの詳細はQRコードから閲覧可能。
【新政酒造の概要】
1.会社名:新政酒造株式会社
2.代表者:代表取締役社長 佐藤祐輔
3.所在地:秋田県秋田市大町6丁目2番35号
4.創業:1852年
5.事業内容:日本酒の醸造および販売
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