9月1日から「灌水NAVI」スタート ニッポー2020年9月2日
ニッポー(埼玉県川口市、岩槻憲一代表取締役社長)は、「灌水NAVI」を9月1日からクラウドサービスとして開始した。コロナ禍における人との接触機会の低減や労力削減に貢献する考え。

ほ場を見回り、その日の天気や経験をもとにタイミングや灌水量を変え、バルブの開閉や灌水ポンプの操作が必要だったのがこれまでの灌水作業。
同社が開発した「自動灌水NAVI」は、スマートフォンやタブレット端末で灌水作業が行えるもので、設定通りの灌水ができているか、灌水量や灌水回数に異常がないかなど、作物の生命維持に重要な灌水状況を遠隔管理できるようになる。ハウスを安心して離れることも可能だ。
炭酸ガスコントローラや土壌水分センサ、温湿度センサなどのコントローラと接続すれば、各種データ収集やモニタリングも可能となり、栽培環境や管理方法の見直し、従業員とのデータ共有、後継者育成などにも役立つとしている。
最大8系統の灌水管理が可能で、日射積算による自動灌水の他、設定した時刻に各系統を順次灌水する「タイマモード」、外部機器の信号を受けて各系統を順次灌水するから「外部連動モード」に切り替えることもできる。
1日に指定した回数だけ灌水に液肥を混入させて施肥は行われる。
同社が鹿児島県のピーマン生産者の声として伝えるところによると、「NAVIを導入し、点滴チューブを使った日射比例灌水に変えたことで、作物の生育が良くなり、部会で2番目の反収18トンの収穫ができた」としている。
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