ガラケーで圃場確認 シニア対応サービス開始 スマート水田サービス「パディッチ」2020年9月3日
スマート農業分野で稲作のイノベーションを手がける、(株)笑農和(富山県滑川市)は、スマート水田サービス「paditch」(パディッチ)の電話操作サービスを9月から開始する。
ガラケー操作でほ場を確認
「paditch gate02+」は、遠隔操作・自動制御により水田の水管理を省力化できるサービス。従来はパソコンやスマートフォンからの操作が可能だったが、スマートフォンを持たない層や高齢者からのニーズにこたえるため今回の電話操作サービスを開発した。
指定の電話番号に電話をかけ、音声に従いプッシュ操作を行うだけで、「paditch gate02+」の開閉や、ほ場の状態が確認できる。音声でほ場の確認が取れることにより、視覚障害者の農作業の補助的役割を担える。同社は、農業分野への障害者雇用参入にも期待できるとして、将来的には音声のみで操作ができるよう開発を進めている。
paditchとは
スマート水田サービス「paditch」は米農家の就農人口の減少などが懸念される中、持続可能な米づくりを実現するために、農作業工程で最も時間と労力を使う工程を遠隔操作化した製品。2020年6月現在、全国400か所に導入され、水管理の時間と労力の削減に一役かっている。また、豪雨時や、夏場の高温時にリスクを冒して水門・バルブの調整をしに現場へ行く必要がないため、農作業事故の防止にもつながっている。
電話操作サービス概要
(1)paditchの水門の開閉が可能(閉じる、開く(全開))
(2)ほ場の最新の状態を聞くことが可能(水温・水位・電圧・開閉状態)
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