世界初の無花粉八重咲きトルコギキョウ「PF ダブル スノー」今秋種子発売 サカタのタネ2020年9月11日
サカタのタネは、 2019年に開発を発表した、世界初の無花粉PFタイプ中晩生中輪八重咲きホワイト種のトルコギキョウ を「PFダブル スノー」と命名し、 種子を11月 から発売する。
ホワイト種のトルコギキョウ「PFダブル スノー」
花は一般的に、 雌しべの先に花粉が付着すると老化が進み、観賞期間が減少する。無花粉タイプのトルコギキョウは、雄しべが不完全なため、花粉が発生せず花持ちに優れている。また、飛散した花粉により花そのものや周囲を汚すこともない。花持ちがよいため、生産者の作業負担や出荷ロスを軽減でき、流通業者も販売ロスを軽減。また、消費者も花を長く楽しめるなど、それぞれにメリットがある。
トルコギキョウは主に切り花で流通し、八重咲きと一重咲きの2種類があり、特に八重咲きのホワイトは、ウェディングなどの業務用から個人まで広く使われる人気色。同品種は、使いやすい中輪サイズで、 華やかなバラのような花形。生育の早晩性から、需要の高いお盆から秋のブライダルシーズンまでカバーする品種として期待を集めている。
「PF ダブル スノー」は希望小売価格が、ペレット種子1袋1000粒入りで5000円(税抜)。全国の種苗店とJAルートを通じて販売する。
「PF ダブル スノー」の作型図
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