肥育牛向け「起立困難」検知機能の試験提供開始 ファームノート2020年9月11日
酪農・畜産向けIoTソリューションを提供する(株)ファームノートは、人工知能を活用した牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の新機能として、肥育牛向け起立困難検知機能の試験提供を始めた。
Farmnote Colorを装着した牛
牛は、肥育後期に横になった状態から起き上がれなくなることがあり、その起立困難な状態のまま放置すると肺が圧迫され、窒息死をしてしまうことがある。肥育牛の起立困難による死亡事故は年間1~2%程度発生するといわれ、1頭あたりの損害額は約100万円にのぼり、生産者にとっては大きな課題となっている。
国内畜産生産者の約15%を占める、肥育後期牛34万7500頭と約6800戸の生産者に起立困難事故のリスクがあり、その潜在的損失額は年間推定で46億円におよぶ。現状では事故を防ぐために牛舎の見回り等で対応している生産者も多く、夜間の牛舎巡回は負担が大きいことから、労働生産性を下げる要因となっている。
起立困難事故を減らす検知機能がついたFarmnote Colorは、牛の首に装着したデバイスがリアルタイムに牛の活動情報を収集。人工知能を活用して反芻・活動・休憩データから発情や疾病兆候を検知し、牛の起立困難状態などを判定し、生産者のスマートフォンやタブレットにプッシュ通知で知らせる。
なお、同社は起立困難検知機能の試験提供に関して、「Farmnote Color」の年利用希望の生産者を募集している。受付はファームノートカスタマーサポート(電話)0155-67-6911、または、(メール)cs@farmnote.jpへ問い合わせを。
【牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」】
牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」
重要な記事
最新の記事
-
集落機能強化加算 「当分の間、継続」江藤農相 対象は現行555組織 経過措置導入へ2024年11月29日
-
「子どもの食事って大切」 心身育成にも一役 全国オーガニック給食フォーラム2024年11月29日
-
着実な担い手確保へ JAきたみらいなど先進3JAに学ぶ JA全中・次世代総点検セミナー2024年11月29日
-
宴会やパーティーで食品ロス削減「おいしい食べきり」全国共同キャンペーン実施 農水省2024年11月29日
-
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」環境規制に関する事例紹介 農水省2024年11月29日
-
【農協研究会】たい肥センター核に 放棄地再生も JA佐久浅間で農業戦略探る2024年11月29日
-
日銀「地域金融強化のための特別当座預金制度」適用対象機関名を公表 農林中金2024年11月29日
-
【役員人事】JA全農くみあい飼料株式会社(11月19日付)2024年11月29日
-
内部統制と働きやすさは両論 コンプラでトップセミナー JA全中2024年11月29日
-
ノウフクレンケイってなんだ? 根本凪の「ネモト宅配便 特別編 」配信 JAタウン2024年11月29日
-
「冬の京野菜フェア」全農直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月29日
-
柑橘王国えひめ「紅コレクション」始動「愛媛県産紅まどんなフェア」開催 JA全農2024年11月29日
-
「ランピースキン病の発生」影響に関する相談窓口 福岡・熊本に設置 日本公庫2024年11月29日
-
シニアの外国語:その可能性【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月29日
-
東日本のカシノナガキクイムシの由来を遺伝情報により解明 森林総合研究所2024年11月29日
-
島根県大田市 三瓶山麓で有機米を初収穫 報告試食会を開催 三菱マヒンドラ農機2024年11月29日
-
JAタウン「国産のごちそうディナーセット」数量限定で販売開始2024年11月29日
-
JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナフルーツZⅡ」 の販売を開始 朝日アグリア2024年11月29日
-
福岡県産「あまおう」のミルクレープ 期間限定で登場 カフェコムサ2024年11月29日
-
農業用ドローン向けワンストップサポートサービス提供 NTTイードローン2024年11月29日