水耕栽培農園に育成不良苗検出システム導入 丸紅ネットワーク2020年9月17日
丸紅ネットワークソリューションズは、トーヨーエネルギーファームが運営するレタス水耕栽培農園に導入する、AIを用いた育成不良苗検出システムをトーヨーホールディングスR&Dセンターと共同開発した。
丸紅ネットワークが提供するAI分析映像監視サービス「TRASCOPE-AI」を用いた同システムは、レタス棚の静止画をクラウドにアップロードし、クラウド上でAI解析することで、育成不良苗を検出。検出結果は作業者へ通知する。
水耕栽培を含む第一次産業は、ベテランのノウハウに依存するプロセスが多い。若手へのノウハウ継承や、作業者がノウハウを平準化して共有することが難しく、不良苗発見の遅れや病害の判別ミスなどを未然に防ぎ、生産効率・歩留を向上させることが課題となっている。
同システムでは、良苗・不良苗を学習したAIモデルにより、不良苗を漏れなく検知し、作業者へ通知が可能となった。また、不良苗の発見後、早期に対応することで、生産効率を改善できる。第一弾として、羽生市レタス水耕栽培農園の運用モデルを基に開発された。
今後は、トーヨーエネルギーが施工する全国の農園での本システム導入による生産効率・歩留向上をめざす。
ソリューション構成イメージ
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