春には自宅でいちご狩りイチゴのプランター栽培を提案 タキイ種苗2020年9月30日
秋はイチゴ栽培のベストシーズン。タキイ種苗は、外出自粛が続く中、自宅で過ごす時間を活用したイチゴのプランター栽培を提案している。
イチゴは実はプランタ-でも育てやすい植物。プランターで育てる場合は、日当たりと風通しのよい場所で10月に植えつけると、春には甘くておいしいイチゴを収穫できる。
同社が家庭菜園にすすめるイチゴの品種は、「もういっこ」「紅ほっぺ」「東京おひさまベリー」の3種。
さわやかな甘さが特徴の「もういっこ」は、すっきりとした食味で、つい「もういっこ」と言いたくなる後を引く味わい。「ほっぺが落ちるほどのおいしさ」とネーミングされた「紅ほっぺ」は、着果数を制限すると、1果約100グラムにもなる長円錐形果で、鮮紅色で果肉も赤く色づくという特徴がある。また、甘さと酸味のバランスのがよい「東京おひさまベリー」は、糖度が高く、中まで赤い果肉が特徴。果皮、果肉ともやわらかすぎず、傷みにくい。
栽培の要領は次の通り。
準備するもの
イチゴの苗、容量の大きなプランター、野菜用の培養土、鉢底石、ジョウロ、スコップ
(1)苗の植え付け(10月)
植え付け時は、クラウンの部分を埋めてしまわないように浅植えにし、株間20~30センチ植えつける。植え付け後は、プランタ-の底から水が出るまでたっぷり水をあげる。
(2)水やり
イチゴは乾燥を嫌うが、水をやり過ぎると根腐れの原因になるため、土が乾いていたら水をやるように注意。また、休眠中は低温や乾燥には強いが、極度に乾燥すると枯れてしまうため、土の表面が白く乾いていたら水をやるようにする。
(3)追肥(11月、2~3月)
植え付け1か月後と株が休眠から覚めて生育し始める2~3月頃に、一般の化成肥料かイチゴ用の肥料を施す。冬の間は株が休眠しているため、追肥をする必要はない。
(4)枯れ葉とランナ-の切除(3月中旬~)
3月中旬~下旬になると急に株が大きくなる。根ぎわの枯れ葉やランナ-を摘み取る。
(5)人工授粉(4月)
暖かくなってきた4月、花弁が白く中心が黄色い花が咲く。開花初期は気温が低くミツバチなどの訪花昆虫が少ないため、受粉がうまく行われないと奇形果ができやすくなる。奇形果の発生を防ぐには、先のやわらかい毛筆や化粧用の筆などで花びらの内側の実になる部分を万遍なくなで、人工授粉するとよい。
(6)収穫(5月)
開花後30~40日で収穫できる。家庭菜園では真っ赤に完熟した実が収穫できるのがメリット。実の裏側も赤く色づいているかどうかを確かめてから収穫する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日