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さなえ図画コンクール最優秀賞は「かぞくみんなで田うえ」 井関農機2020年10月9日

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井関農機は10月7日、第25回ヰセキ「さなえ全国子ども図画コンクール」審査結果を発表した。

全国最優秀賞の群馬県・恩田晴悠さん(小2)「かぞくみんなで田うえ」(上段)と全国優秀賞の5作品全国最優秀賞の群馬県・恩田晴悠さん(小2)「かぞくみんなで田うえ」(上段)と全国優秀賞の5作品

「さなえ全国子ども図画コンクール」は、全国12販社を通じ応募を募る恒例行事で今年で25回目。今年も「農業で働く家族」をテーマに6月~8月末まで作品を募り、全国から1132点の力作が集まった。

全国最優秀賞には、群馬県・恩田晴悠さん(小2)の「かぞくみんなで田うえ」、全国優秀賞に北海道・道端和純さん(小4)の「農業を見学する私」、山梨県・古屋麻奈実さん(小6)の「家族総出の収穫・お兄ちゃんずるい」、三重県・西崎悠真さん※(小5)の「野菜しゅうかくまつり」、山口県・植村康平さん(小2)の「トラクター乗ってたらカエルみつけたよ」、鹿児島県・高田啓后さん※(小3)の「そ父とスイカをとったよ」の5作品、全国特別賞には各地区から10作品が選ばれた。

さらに今年は、井関田植機の代名詞でもある『さなえ』誕生50年を記念し、特別賞として新設した「さなえ誕生50年賞」に50作品が、農業女子プロジェクトメンバーに声をかけ集まった「農業女子応援賞」に5作品を選出した。

10月7日には、同社つくばみらい事務所で井関農機所従業員の投票による選考結果を踏まえ、外部専門家が最終審査を実施。

審査発表の冒頭、縄田幸夫取締役常務執行役員は「同コンクールは第25回目を迎え、第1回からの累計応募数は3万511点となった。今年は開催25回目の節目の年であり、さなえ誕生50年の記念すべき年でもある。また、コロナ禍でより多くの子どもたちに笑顔を届けたいという思いから、2つの特別賞を新設した」と同コンクールの概要などを説明。

最優秀賞の恩田さんの作品について、外部審査員で千葉大学教育学部名誉教授の藤澤英昭氏は「田植えの光景を優れた観察力で書いており、『家族』のテーマ性に合致したした点などを総合的に評価した」と評した。
同じく外部審査員を務める国画院会長の古城和明氏は、コロナ禍で活動が制限される中、例年通りに絵画コンクールが行われたことに感謝の意を表し、「同社の事業に対する熱意と農業に携わる人たちに大きな勇気と希望を与えている」と話し、作品の傾向については「コロナウイルス騒動で農作業中も心配事がある中、子どもたちもそれを感じ取っていたと思うが、多くの絵に子どもが持つ純真な目と心は弱いものではないと実感できる力強さがあった。それは家族が農業に携わる姿を見て書かれた絵だと思うと、それぞれの作品にたくましさを感じた」とコメントした。

営業本部販売企画推進部の高野重幸部長※は「今年は例年に比べ熱が入った作品が集まった。来年、再来年とコンクールを続け、日本の農業を担う子どもたちに食や農業の魅力を伝えていきたい」とあいさつした。
なお、同社WEBサイトで作品を紹介し、各地で開催するイベントで展示を行う。

※西崎悠真さんの「崎」、高田啓后さん、高野重幸部長の「高」の字は本来異体字です。

左から高野営業本部長、縄田取締役常務執行役員営業本部長、古城国画院会長、藤澤千葉大学教育学部名誉教授左から高野営業本部長、縄田取締役常務執行役員営業本部長、古城国画院会長、藤澤千葉大学教育学部名誉教授

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