労働軽減アシストスーツ「ダーウィンハコベルデ」初披露 ダイヤ工業2020年10月14日
ダイヤ工業(岡山県岡山市)は、農作業の現場で負担がかかる腰を支えるアシストスーツ「DARWING Hakobelude(ダーウィンハコベルデ)」を、千葉・幕張メッセで10月16日まで開催中の「第7回 次世代国際農業EXPO」で初披露。体験もできる。
重い米袋を持ち上げる際の腰をサポート・長時間の中腰姿勢で負担がかかる腰を支える
「ダーウィンハコベルデ」は、同社独自の空気圧式の人工筋肉を用いることで持ち上げ作業をアシストする無電力無電動のサポートウェア。軽量性と柔軟性を実現した。リュックサックを背負うように装着すると、背面には、肩から腰と脇から腰にかけて特殊高反発ゴムを、腰から大腿部にかけて特殊高反発ゴムと人工筋肉を配置。腰を落として屈むことにより背後から引っ張られ、ゴムの収縮力が発生して自然と上半身を起こしてくれるようなアシストが得られる。重い荷物などを持ちあげる際に背中から大腿部にかけての筋肉を補助する機能を発揮する。
また、人工筋肉は空気を送り込むことで人の筋肉と同じように収縮しパワーを発揮。その作用により、人が中腰姿勢を維持するときに使う背面の筋肉を助ける働きをする。長時間、中腰姿勢で作業する場合などに姿勢保持がラクになるよう設計されている。
空気の力を使うため充電不要。稼働時間を気にせず使える。また、電力を一切使わないため突然の雨などでも使用が可能。屋外、屋内問わず様々な環境で活用できる。重さ約800g。L、Mの2サイズの展開。アシストスーツの中では低価格帯の8万5800円(税込)。
同展示会は、IT農業、ソーラーシェアリング、6次産業化、植物工場など、農業を強くするための次世代の技術や製品が一堂に集まる展示会で、今年は160社が出展。オンラインでの来場・商談も行う。
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