農研機構職員が産業標準化事業表彰を受賞2020年10月22日
農研機構の角川修氏(果樹茶業研究部門茶業研究監)と元林浩太氏(本部知的財産部国際標準化推進室長 )が経済産業省の令和2年度産業標準化事業表彰をそれぞれ受賞。10月1日に東京・都市センターホテルで表彰式が開かれた。
「産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)」受賞の角川氏
産業標準化事業表彰は国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)の国際標準策定や国内規格(JIS)策定など、標準化活動に優れた功績の個人や組織を表彰するもの。
「産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)」を受賞した角川氏は、日本産の高級緑茶である玉露や抹茶が、ISO規格の「緑茶」の基準値から外れないよう防衛することに貢献。日本の緑茶生産業界が国際標準化活動に積極的に参加するよう関係者の調整に尽力するとともに、ISO/TC34(食品専門委員会)/SC8(茶分科会総会)の2015年日本開催を成功に導いた。これらの活動を通じ、主たる輸出品である「抹茶」規格策定コンビーナに就任。近年の緑茶輸出の増大に寄与するところが大きいと評価された。
「産業標準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)」受賞の元林氏
元林氏は「産業標準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)」を受賞。同氏はISO TC23(農業機械)/SC19(農業エレクトロニクス)のエキスパートなどを10年にわたり務め、ISO 11783(トラクタと装着作業機の通信規格:通称ISOBUS)を中心に、農業機械の制御通信に関する国際規格19件の制定、改正に貢献。さらにISOBUS認証事業の国際活動にも積極的に参加し、国内産業界への普及・啓発活動、技術開発及び指導に取り組んだ。この功績がICTを活用したスマート農業を社会実装する上で不可欠な基盤として寄与したことが評価され、今回の受賞に至った。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日