新型"水光"栽培システム「AN」を販売開始 三菱ケミカルアグリドリーム2020年10月29日
三菱ケミカルアグリドリーム(MCAD)は、新型“水光”栽培システム「AN」(AgricultureNext)を11月から販売する。
ANで収穫されたリーフレタス(重量 450g 超)
ANは、同社が(株)クレオテクノロジーと共同研究を行い、千葉大学大学院の丸尾達教授の監修のもと開発した、農業用ハウスを利用した完全人工光型植物工場。定植した苗が栽培室内を自動で循環しながら成長し、作業者が栽培室内に入らずに収穫までできるシステムで、作業者の負担や異物の混入リスクを低減する。
また、栽培室内の光や気流を制御することで、業務・加工用にも対応可能な高品質で丈夫なリーフレタスを生産でき、従来の同社の完全人工光型植物工場と比べ約3倍にあたる300g/株以上のリーフレタスを播種後45日程度で収穫することが可能となる。
近年、集中豪雨や大型台風の頻発で日本農業は大きな被害を受けており、自然環境の影響を受けない植物工場は農産物の安定供給の手段として注目を集めている。また、単身世帯や共働き世帯の増加など社会構造の変化で外食・中食の需要が伸びており、その加工業者から安定した品質で、洗浄等の手間がからない野菜へのニーズが増えていることも、植物工場の期待を高めている。一方、従来の植物工場の野菜は業務・加工用としては価格や品質面でのハードルも高く、生産者は持続可能な経営の実現という課題を抱えている。
ANは、需要に沿った高品質な野菜を収穫できることをコンセプトに、徹底した生産原価圧縮や栽培効率の向上を実現する製品で、同社は、国内外でのANの販売促進を通じて「儲かる農業経営」の普及を推進していく。
重要な記事
最新の記事
-
【提言】農業をもう一度基幹産業に(2) 武道家・思想家 内田樹氏【2025新年特集】2025年1月16日
-
鳥インフルエンザ 千葉で国内29例目 殺処分対象約489万羽に2025年1月16日
-
能登半島地震 農林水産被害 3658億円 東日本大震災に次ぐ額2025年1月16日
-
鳥インフル 米ジョージア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月16日
-
鳥インフル 英アンガス州など2州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月16日
-
ドイツ産偶蹄類由来製品等 輸入を一時停止 農水省2025年1月16日
-
ある「老人」のこの春【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第324回2025年1月16日
-
市場価格は「ないと高いがあると安い」【花づくりの現場から 宇田明】第51回2025年1月16日
-
大学生が調査、体験もとに地域づくりを提案 JA共済連の寄附講座でシンポ2025年1月16日
-
王秋梨、あたご梨を台湾で販促 シャリ感と甘み好評 全農とっとり2025年1月16日
-
米の裏作に秋冬ねぎ 無選別出荷で手間軽く JAくまがや2025年1月16日
-
栃木県産いちご「とちあいか」試食イベント 東京スカイツリータウンで開催 JA全農とちぎ2025年1月16日
-
「冬土用未の日フェア」直営飲食店舗で17日から開催 JA全農2025年1月16日
-
石井食品『地域と旬』シリーズ 三浦と東近江の野菜使ったハンバーグ発売2025年1月16日
-
「いちごフェア」期間限定で3種類のケーキが登場 カフェコムサ2025年1月16日
-
ロングセラー精米機「ミルモア」新モデル発売 サタケ― 精米品質・生産性・操作性を追求した新モデル発売 ―2025年1月16日
-
水稲用殺菌剤「リガ―ド」剤 新規登録 クミアイ化学工業2025年1月16日
-
謎解きしないと食べられない 岡山県産いちご「晴苺」フェア開催 岡山県2025年1月16日
-
東邦ガス 根域制限栽培によるシャインマスカット生産を支援 日本農業2025年1月16日
-
地域活性化農業・観光・教育 新たな発電所づくりへ クラファン開始 生活クラブ2025年1月16日