高効率ガスタービンでCO2削減 デンカ2020年10月30日
デンカは、ESG経営に基づく温室効果ガス排出削減の取り組みとして、クロロプレンゴムやセメント・特殊混和材等の製造拠点である青海工場(新潟県糸魚川市)に、新たに自家発電用の高効率ガスタービン発電機を竣工した。
青海工場のガスタービン発電機
これまで青海工場で使用していた火力発電設備を高効率ガスタービンに置き換えることで、発電効率は従来比で約25%向上。これにより年間8000kL(原油換算)以上の燃料使用量と、1万6000トン以上の温室効果ガス(CO2)排出を削減する。
同社はパリ協定を念頭に中長期の温室効果ガスの排出量削減目標を策定しており、1万6000トン以上の温室効果ガス排出削減によって、目標削減量の約3%、エネルギー起源の排出削減量の約6%に相当する削減効果が見込まれる。同社は十分な排出削減・省エネ効果を達成できることから、経済産業省より約5億円の補助金交付(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)の採択を受けている。
現在、千葉工場(千葉県市原市)においても高効率ガスタービン発電機を導入し年間約1万2000トン以上のCO2削減を目指している。さらに、新潟県の姫川と青海川で建設中の2か所の水力発電所が稼働すれば年間約3万5000トンのCO2を削減し、青海工場での削減分とあわせて年間6万3000トン以上のCO2削減を見込んでいる。
同社は今後もSDGsを羅針盤に、環境保全・保護に関する取り組みを進め、地球環境に配慮した企業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくという。
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